卒研などは自宅よりも大学で

自分が博士に進学したときに、大きく変わったことがある。
それは、同期が一人もいなくなったということだ。
張り合いがなくなったといえばそうかもしれないけれど、
それ以上に、同じ立場で研究の話をする相手がいなくなったというのが大きい。

自分が修士のときは、研究室の内外問わず同期と研究の話をしていた。
もっぱら、雑談の内容は誰かの研究の内容だった気がする。
居酒屋で飲んでるときですら、そんな感じだった。

話していた内容は、何が問題になりそうか、どう実装するのがいいか、どのアルゴリズムを選ぶか、
結果としてどうなると思うかなどなど。
研究室内の同期に関しては、この論文の書き方でいいか、この文章で内容が理解できるかなど
お互いに読んでいた。

誰かと話をすると、新しい発見があったり、別の視点からの意見が聴けたりと有益である。
その相手が同期ならば、先輩や教授に相談するよりも気軽だろう。
もちろん、先輩や教授に相談することも大事だが。
そしてなにより、刺激がもらえるしモチベーションが上がる。
とくに、相手の研究の相談を持ちかけられたときなんかは、自分もやらなきゃと思う。

自宅で作業できるからと言って、一人で家で作業をする子をときたま見かける。
しかし、ぜひとももっと大学に来てほしい。
研究の話をいろんな子として欲しい。

相手の研究テーマが全然違うからといって躊躇う必要はない。
むしろ、別のテーマでやっている子を話すほうが良いと思う。
自分の修士のときの相方は研究テーマも実装言語も違ったし。

だから、もっと大学来て研究の話しようぜ!

自分の場合は博士になって同期がいなくなった。
その上、今年度は指導教授も海外研修でいなかった。
ゼミなどで時間をとって話をする他に
雑談がてら研究の話をしていたこともあったので
研究の話ができる相手がいないというのは寂しいものである。

ゼミでの報告が15分だったのに
次の日に雑談で30分以上研究の話をしていたときは驚いたが。

他の研究室の教授なんかとも話をする機会はあったので良かったが
やっぱり同期がいるほうがいいよね。
ついでに言えば、博士の学生ももっと増えて欲しいなぁとも思う。
まぁ、アカデミックポストは就職難らしいのでなかなか難しいところもあるみたいだけど。
あー、就職どうなるだろう。